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「新春さわやか読書録verup〜AMAZONにも繋げたよ編」
2007.01.04 Thursday 10:45
老ヴォールの惑星老ヴォールの惑星 小川 一水
内容(「BOOK」データベースより) - 偵察機の墜落により、おれは惑星パラーザの海に着水した。だが、救援要請は徒労に終わる。陸地を持たず、夜が訪れない表面積8億平方キロの海原で、自らの位置を特定する術はなかったのだ―通信機の対話だけを頼りに、無人の海を生き抜いた男の生涯「漂った男」、ホット・ジュピターに暮らす特異な知性体の生態を描き、SFマガジン読者賞を受賞した表題作ほか、環境と主体の相克を描破した4篇を収録。著者初の作品集。

書店で見つけたのはシリーズ物ばかりで、日本人ということもあり尻込みしていたのですが短編集で様子を見ようと思って読んだ。一言で言うと『骨太でアクは少なめ』。アクが少ないのを予定調和と取るか、骨太なのを人間賛歌と取るかは読み手次第になるかと。短篇は、奇想一本槍よりも地に足が着いていてバランスはいいかと思います。個々の短篇がそれぞれちゃんと独立しているからか、「環境と主体の関係」というテーマの変奏曲は言われるまで気付きませんでした。
◆以下勝手な感想
「ギャルナフカの迷宮」
筒井康隆系の理不尽路線と思いきやハートフル(ユートピア)路線。予感が外れた。
「老ヴォールの惑星」
なんかディアスポラ(グレッグ・イーガン)でガンマ線バーストをどうにかしようと頑張ってた人みたいだ。
「幸せになる箱庭」
パンチが一番弱い。箱庭物は、正直もうちょっとひねりが欲しかったなあ。
「漂った男」
状況設定はちょっと都合が良すぎるけれども、オチ含め会話は素晴らしい。


砂漠の惑星砂漠の惑星(原題:無敵号) スタニスワフ レム
内容(「BOOK」データベースより) - 6年前に消息をたった宇宙巡洋艦コンドル号捜索のため“砂漠の惑星”に降り立った無敵号が発見したのは、無残に傾きそそりたつ変わり果てた船体だった。生存者なし。攻撃を受けた形跡はなく、防御機能もそのまま残され、ただ船内だけが驚くべき混乱状態にあった。果てなく続く風紋、死と荒廃の風の吹き抜ける奇怪な“都市”、貞察機を襲う“黒雲”、そして金属の“植物”…探検隊はこの謎に満ちた異星の探査を続けるが。

『怪異』の正体が、登場人物の罹災から明らかになりますが、その「怪異」がそれ以前で示された手掛かりに反転した意味を与えることになります。その反転前後の圧迫感は素晴らしい(ホラーにも近いかも)。手掛かりから結論へ至るにはSF的飛躍があるので、自力で辿り着くのはかなり難しい(というか無理な気が)ですが、その「謎解きの開放感」はミステリ的とも言えるかもしれません。レムは初めて読んだけれど、前評判に違わずでした。コードウェイナーにも通じる非人間的思考を再現する所とか、現代社会への皮肉にも取れるところとか。
次はソラリスか…な?

「ボルヘス・ナボコフ」 筑摩世界文学体系81
ルイス・ボルヘスとウラジミール・ナボコフ。読みかけ。華麗? 悪筆? いいえ、相変わらずメタフィクションなのです。大好き。
「円環の廃墟」…何処かで読んだことがあると思ったら創元SF文庫・ジュディス・メリル編「SF傑作選」"Judith Merril The 11th Annual of the Year's Best SF" に入っていた。道理で。
多分書き足す。
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